採用ブログ

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2024
03.21

金井宏輔育休日記

みなさんこんにちは。
金井ホールディングス株式会社取締役副社長の金井宏輔です。
今回子供が産まれ、男性育休を取得しました。
折角なので、育休日記として、採用ブログに掲載したいと思います。

まず金井ホールディングスの産休・育休の取得ルールです。

・産前、産後休業
出産した女性が、出産予定日の6週間前から出産後8週間まで取得できます。
男性も育児休業とは別に、子の出生後8週間以内に、4週間まで取得が可能です。

・育児休業
男女問わず、子どもが生まれた日から1歳の誕生日前日まで1年間取得できます。
育休は2回に分割して取得できるほか、父母ともに取得する場合は
休業可能期間が「1歳2か月に達するまで」に延長されます。
(女性の場合の休業可能日数は、産後休暇と合わせて1年間です)
また、託児施設に入れなかった場合の延長などにも対応します。

その他、妊娠中の業務負担軽減や朝のラッシュを回避する通勤時間の調整、
復職後の時短勤務や残業の免除・調整、子の看護休暇など、
様々な制度でサポートできる体制を整えています。

金井重要工業の2023年(子の誕生日ベース)取得実績は下記の通りです。
全体:取得者4名/対象者6名(66%)
男性:取得者3名/対象者5名(60%)
女性:取得者1名/対象者1名(100%)
男性の育休取得率は厚労省が発表した2022年度の数字は約17%なので
金井重要工業の男性育休取得率は非常に高いといえます。

さて、私の話に戻します。
私は2022年の夏に子供が産まれました。
自分で言うのもなんですが、普段からかなり育児には協力的な方だと思います。
一応仕事滅茶苦茶忙しいのですが、自分でもよく時間作れているなと思うぐらい
育児に向き合えていると思います。これは子供がかわいいからというのも勿論あるのですが、
命懸けで子供を産んでくれた妻に対する感謝が大きいです。

そのようなことからも今回育休を取ることにしました。
1つ目の目的は「妻に感謝の姿勢を見せる」です。
母親として、色んなことを我慢して子育てしているので、それに対して感謝だったり、
普段は出来ないことをしてもらえる時間に出来たら良いなと思っています。

2つ目の目的は普段の息子を知ること。
日常ではかなり良い子に見えますが、仕事があるために長い時間接することが出来ず、
自分の見ていない間に、当然ギャン泣きすることも、言うこと聞かないこともあるはず。
きちんとそれを理解することが大事だと思いますので、
1週間でそういう場面に立ち会えたらと思っています。

今回育休を取るにあたり、色々悩みました。
2020年に小泉環境大臣(当時)が、日本の閣僚として初めて育休を取得しましたが、
その時にまぁまぁ叩かれて炎上していました。
当時はまだ結婚前でしたが、将来的に育休を取りたいと思っていた自分としては、
立場がある人間が育休取るなんて、責任感はないのか、という
名も無き人間の批判が自分にも刺さっていました。
今回取締役という立場で育休を取ることに対して、色んな方にご迷惑をお掛けすることになりますし、
仕事は滞るし、批判的な人もいたかもしれません。
一番怖かったのは自分が育休を取った時に、批判的な声が挙がり、
それを聞いた若手が育休を取るとこんなこと言われるのかと、
育休を取ることを躊躇ってしまうことでした。
然し、逆に役職者が育休を取ったという実績が、若い人が育休を取る時の
後押しになれたら良いなと思い、育休を取ることを決断しました。
役職者として、社員に背中を見せていくことが自分の使命だと自覚し、今回育休を取る決断をしました。
たかだか1週間の育休ですが、妙に覚悟を決めて、自分の中ではそれなりの決意で、育休取得に至りました。

【初日】
最近幼児教室のようなものに通い出させたので、初めて一緒に行ってみました。
先生と親と子供で、歌を歌ったり、おもちゃで遊んだりさせました。
先生のテンションが高くてしんどいなーと思いましたが、
親は子供の為にそういうことも乗り越えないといかないんだなーと
改めて親としての自覚を問われた気分でした。

【2日目】
この日は息子と2人でお留守番でした。
日頃中々自由な時間がないので、妻に外出してもらいました。
妻が外出してすぐにお昼寝に入り、起きて暫くして用意してもらっていた離乳食をペロリと食べ、
相変わらず僕といる時は非常に良い子でした。
当初の目的である普段の息子を見ることが出来ず、
帰ってきた妻も何故父親と一緒の時だけ良い子なんだと、少し不満そうでした。笑
短い時間だけですが、外出してリラックスできたようで良かったです。

【3日目】
育休3日目からは近場で2泊3日で温泉旅行に行くことにしました。
家に居ては、ご飯を作ったり、洗濯をしたりと、育休中であっても妻は忙しくしておりましたので、
家族3人でゆっくり過ごすことこそ、育休の真の目的であると思い、旅行に出かけることにしました。
ホテルに着いたら、素敵な部屋だなとか、こういうサービス良いなとか、この接客良いなとか、
無意識に考えてしまうのは矢張り職業病だと思いました。
良いホテルで妻もご機嫌でしたし、何故か息子が一番テンションが上がっていたので、笑いました。

【4日目】
旅行の中日で朝から1日部屋でゆっくり過ごしました。
息子はずりバイで部屋中を駆け回り、もう少しでハイハイが出来そうなところでした。
平穏で幸せな時間が流れ、特に何も書くこともない1日で、逆に良かったです。

【5日目】
いよいよ育休最終日です。
まずは旅行先から帰宅するところから。
多少車の中で泣いたものの、基本的にはずっと良い子。
2つ目の目標がほとんど達成できずに終わってしまいそうです。
外出先でも、ご飯食べる時でも、良い子。
愛想は良いし、最近手を振ることを覚えて、色んな人から大人気。
結局育休中もその一面しか見られずじまい。
ただ普段母親は絶対大変なので、父親としてそれが当たり前だと思わないように。
僕の前では良い子だけど、普段はギャン泣きもするし、言うことも聞かないし、大変だよね、有難うと。
その感謝の気持ちを忘れないようにしています。
こんな感じで育休の1週間が終わりました。

編集後記

今回育休を取得してみて思ったことは、1週間ではだめだ!ということです。
短すぎて普段の子供がまだまだ見えませんでした。
次に、普段育児に積極的に参加していない父親こそ育休を取得すべきと思います。
普段の母親の大変さを身に染みて分かることで、その後の育児に対する姿勢も変わるし、
妻に対する感謝がより増すことで、家庭がより円満になります。
私は社員の皆様に金井グループで働いて幸せになってほしいと思っています。
それは仕事が上手くいくとか、ストレスがないとか、もちろんそれも大事なのですが、
それ以上に社員のそれぞれの人生が豊かになってほしいと思っています。
仕事とプライベートは相反していますので、仕事を頑張ってもらうためには、
是非男性女性全員が育休を取得して、
それが全く問題にならない会社組織を作っていかなければいけないと改めて強く感じました。
ということでこれから金井HDで働いてみようかなと思っている学生のみんなも一緒に頑張っていきましょう!!

以上、簡単ではありますが、育休日記を記載させて頂きました。
最後までお読み頂き有難う御座いました。
引き続き社員1人1人がワクワク働ける会社を目指して頑張ります!!!