採用ブログ

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2020
04.20

社長室を卒業するにあたって

―――――プロローグ―――――
こんにちは。1年目の関です。
金井重要工業では1年目の社員は社長室という部署で金井常務の元、
1年間仕事の基礎をみっちりと教育してもらうという研修があります。
今年はイレギュラーではありますが、
少し早めの1月1日で社長室からそれぞれ別の部署へ配属されました。

先に配属になった片、関、横山の3人の卒業文集をまとめています。
3人の12月までの振りかえりや感謝、そして1月からの意気込みを感じてください。


同期の写真です。左端が片、左から二番目(一番奥)が横山、一番右が関です。

―――――片―――――

こんにちは、1年目の片です!
1月から伊丹工場の製造グループに配属されました!
それにともなって社長室も卒業することになります。
今回は、社長室で学んだことを振りたいと思います。

初めに僕に任された仕事は、工場の初心者向けのマニュアルを作ることでした。
工場では作業手順書というマニュアルがあるのですが、
工具の名前もわからないような初心者
つまり我々のような完全な新入社員にはやはり先輩に教えてもらいながらではないと、
分かりづらいという問題がありました。
そこで、この資料を見れば「1人でも現場に入って作業をすることができるようになる」
というマニュアルを作ることが目的のタスクを頂きました。

自分は大学で機械の勉強をしていたので、ある程度わかる部分もありましたが
実際に生産する現場で使われている工具や機械は初めて見るものばかりでした。
その為、現場の作業以外でも覚えることばかりでとても苦労させられました…。
そんな中で現場に入って作業をさせて頂いたり、色んな先輩方にお話を伺うことで知識を蓄えていきました。
他にも所長や現場のラインリーダーにアポイントを取って報告会を実施など、
行動の全てが初めてのことで、とても勉強になりました。
実際のモノづくりの現場・リアルを知れたと共に、
言葉遣いや服装などのビジネスマナーや報連相なども必要になるので
社会人に必要な基礎的な能力も磨くことができました。

次に新入社員研修の作成です。

金井重要工業では、新入社員研修を1年目の社員が作成しています。
昨年受けた研修を自分たちで改善するという点と、
多くの社員と交流し、それぞれの部署への理解を深めるといった目的のためです。
社会人としてプロジェクトを進めるのは初めての状態でしたし、
誰もが正解が分からない中で、最初のうちは会議をしても、手応えのない感覚が続き
決定した案に対しても、後から別の案が良いのではないかと会議を重ね、
進んだ分だけ後ろに下がるような泥沼に陥っていました。
時間だけが過ぎていき、焦りと他の仕事の忙しさでどんどんモチベーションを奪われる日々が続きます。
しかし、色んな先輩にアドバイスを頂いたり、会議をうまく回すための本を読むなど、
試行錯誤を繰り返していきました。
最終的に仕事を任されたということは自分たちだけでやるのではなく、
色んな人の協力やサポートを受けなければならないということに気付き、
上司に会議に入って頂き、一緒に新入社員研修を作っていくことが出来ました。
結果としては、その後からスムーズに仕事が進むようになり、
効率が良くなり自然と会議の回数も少なくなっていきました。
もっと早く指導を頂けるようにアプローチしなかったこと、
研修はまだ開始すらしていませんが後悔や反省点ばかりです。
それでも一生懸命頑張りましたので、4月から入社する新入社員研修楽しみにしていてください、

上記のように社長室では社会人に必要な能力や仕事に取り組む前に必要な準備など、
基本的なことを多く学びました。
これらの経験を活かして社会人としてどんどん成長していきたいです!
ありがとうございました!


今は製造Gとして現場で様々な業務に取り組んでいます。

繊維機器事業部 製造グループ 片

―――――関―――――
こんにちは! 入社1年目の関です。
1月1日に社長室から技術革新室に異動になりました。
今回は、社長室を卒業したということで、この場を借り、
社長室にいた約半年を振り返りたいと思います。

私は、この半年間、金井常務の指導のもと、
「製造現場の作業マニュアルの改訂」「新入社員研修改善」
「納会の運営」「長期インターンの学生指導」等の業務に取り組んできました。

業務内容としては、マニュアルの改訂や研修改善など、
会社の今のやり方に直接手を加えるような仕事が多かったです。
こういった仕事では、ほかの社員の方々に協力頂くことが不可欠だったので、
会社の様々な部署の方にアポイントを取り、相談や依頼をしていました。

会社のことも仕事の基本も知らない新人にとってこれは難しい仕事ではありました。
たとえば、マニュアル改訂では、最初の頃は、
なぜ改定するのかを正しく理解・説明できていなかったために、
社員の方と打ち合わせをしても話がなかなか前に進みませんでした。
しかし、一度常務を交えた打ち合わせを行った際、
常務が背景と目的を正しく伝えてくださったので、
社員の方々と協力して進めていけるようになりました。
この経験から、
相手の立場に立って考えることや
仕事の意義を正しく理解し伝えること
が大事だと実感しました。

また、うまくできないなりに何度も社員の方々に相談や依頼をしたことは
会社の一員として覚えてもらうきっかけにもなりましたし、
この経験は今後金井をさらにいい会社に変えようと動くとき、
必ず生きると思います。

長期インターンや、新入社員研修に関しても、
仕事に対して、そして仲間に対して、本気で向き合い、
本音をぶつけながら最高の結論を求める大切さを身をもって学び
自分の働くに対するイメージを考え直すいい機会になりました。

1年目の最初からこんな仕事を任せて頂ける環境は素晴らしいと思いますし、
仕事の中で常務の指導を受けられるのも、とても勉強になりました。
そんな環境に感謝し、これからも学んだことは忘れず、仕事に取り組みます!

ありがとうございました社長室!


今は新商品の販売を目指し、地道な試験や情報収集に励んでいます。

技術革新室 関

―――――横山―――――
ご安全に!
入社一年目の横山です!

私は、この度、不織布事業部の開発グループに配属されることとなり、
社長室を卒業することとなりました。
4月から入社し、6月下旬に研修を終え、
金井常務を筆頭とする社長室に配属されました。
配属後、新入社員はそれぞれが様々なタスクを与えられ、
日々仕事に取り組んでいました。

私のタスクは、「不織布事業部のコア技術整理」を任されました。
正直なところ、不織布事業部の技術は新入社員研修の1か月で学んだだけなので、
知識量や整理の仕方も不明確な状態で不安しかありませんでした。

また、金井重要工業の「コア技術」とは何なのか、
何をどうしたら整理したといえるのかが全く分からず、
手探り状態でタスクに取り掛かりました。

125年以上ある長い歴史の中で不織布はいつから生産し始めたのか、
今のような多品種少量生産の形態となったのはいつか、など整理するために学ばねばならず、
自身が考えていた「技術の整理」とは全く異なっており、
作業全体のことを考えると初めは気が遠くなりました。

しかしながら、自身に任せられた仕事なので、精いっぱい頑張ろうと思い、
金井の不織布の歴史や多品種少量生産や嵩高不織布生産技術など、
手当たり次第に検索や資料を集め、手元にある資料をみて分からないところは、
不織布事業部の製造所長や営業部長、グループリーダーにどんどんアポイントを取り、
ヒアリングし、資料としてまとめ、修正をいただくなどして、
何とか形にすることができました。
何故金井重要工業の不織布がお客様から買って頂けるか、
金井のコア技術・強みに関して理解が深まりました。

大変ではありましたが金井の不織布の歴史を一から勉強することになったことで、
開発グループで仕事をするにあたって必要な知識を身に付けることができたのもよかったと思っています。

また、金井常務や事業部の上長をはじめとして、
わからない事柄に対し、親身になって教えていただける環境に、
「人の温かみ」を感じることができました。

コア技術整理の以外にも、新入社員の共通タスクとして、
「新入社員研修を作成」、「長期インターン」、「納会の運営」、「モノづくりインターン」などを任され、
同期と悩み、協力しながら、社会人として働く上で必要な経験をたくさんすることができました。

今後も社長室時代に得た経験や知識を生かし、
仕事とプライベートをしっかりと分け、どちらにも全力で取り組んでいきたいと思っています!


現在は、開発Gとして製品開発、評価を行っています。

不織布事業部 開発グループ 横山

―――――エピローグ―――――
どうでしたか。
実際、3人ともこれまでと異なる環境の中、意気込み通り頑張っています。
生きていれば様々な場面で卒業を経験することがあると思います。
卒業や環境の変化には寂しさもありますが、卒業したからと言ってその経験が全くゼロに戻るわけではありません。
皆さんも就職活動を行い、卒業に向かい一歩一歩前に進んでいることと思います。

ぜひこういった卒業のタイミングに振り返りや意気込みを書き出してみてはどうでしょうか。
そうすることで、ひとつひとつ、自分が前に進んでいることを実感できると思います。
そして環境の変化を楽しみましょう。